予算特別委員会が始まりました

2月25日・26日と、本会議で各会派の2020年度予算に対する代表質疑がありました。
神戸市は、人口減少対策として駅前再開発を行うと言いますが、駅前に高層マンションを建てても郊外の比較的裕福な高齢者が移住するだけで子育て層の転入にならないことを指摘されても「だから郊外の空き家に子育て層に転入してもらう」といいます。

そんな回りくどいことをしなくても、子育て支援策を思い切って充実すれば子育て層は転入します。結局、過去に繰り返してきた「インフラ整備で雇用を創出すれば人口は増える」という神話にしがみついているとしか思えません。

会派つなぐは、浦上団長が、市民参画推進局解体が阪神大震災後の貴重な財産をぶち壊したと批判しながら、再犯防止策の充実や神戸市政策会議の公開、三宮再整備の財政基盤の明確化を求めました。

本日2月27日から予算特別委員会です。高橋ひでのりは第2分科会に所属し、以下の日程でそれぞれ20分の質疑をします。コロナウイルスが蔓延していますが、可能な方はぜひ傍聴においでください。(神戸市1号館25階で受け付けです)

また、下記URLからインターネット中継や録画を見ることもできます。
https://www.city.kobe.lg.jp/a71064/shise/municipal/internetrokuga.html

■3月3日(火)13時半ころ 保健福祉局
①生活保護ケースワーカーの自立支援促進のために本庁保護課に精神保健相談員を配置する目的を聞き、拡充を求める
②住宅セーフティネット法の施行を受けて、住宅扶助の代理納付制度の要綱を改善して積極的に活用することを求める
③ひきこもり支援室の設置を受けて、相談に追われることなく各区での民生委員や各種支援センター職員を含むネットワーク確立を求める

■3月5日(木)13時ごろ 環境局
① 神戸市土砂の埋立等による不適正な処理の防止に関する条例案について、国が除染土の公共事業での活用を始めた中で、規制対象に放射性物質を加えるよう求める
② 神戸市は、2016年段階で2050年までに最終エネルギー消費量を40%削減目標を出しているが、世界は2018年に2050年にCO2排出量ゼロを目標にしている。それに合わせた目標の再検討を求める。

■3月6日(金)11時ころ 建設局
① 神戸美緑花ボランティア制度は、公園を管理して清掃などを行う住民団体の活動助成制度だが、必要経費のみならず繰越金を認めるなど透明性に疑念が生じやすい。改善を求める。
② 須磨多聞線について神戸市は地元自治会などと合意を無視して道路建設を強行しようとしている。開き直らずに誠意ある態度を求める
③ 私道の補修については、神戸市の助成制度があるものの住民負担が大きい。地権者と連絡が取れず全員の承諾は困難。他都市で実施されている「準公道制度」の導入に向けて検討を開始してほしい。